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執筆者の写真三木雄斗

小児歯科Q&A ~フッ化物について①~


こんにちは。

前々から来院されている子のお母さん方から色々な質問を頂くことが多かったので、Q&Aとしてブログに書いていきたいと思います。

・・・べ、別にネタがないからとかじゃないんですからね!?

記念すべき1回目はフッ化物についてです。

「フッ化物」と聞くとあまりイメージできないかもしれませんが、よく「フッ素」の愛称(?)で呼ばれているものです。

通院中のかたはご存知かと思いますが、当院では毎月ニュースペーパーを配布したり、治療後の注意事項を紙で配布したり、材料の選択肢を紙で渡したりと・・・

ひたすら皆さんに紙を配りに配っています。

その中の1つにフッ素塗布についてのリーフレットもあるので、少し重複するところもあるかと思いますが、ご了承ください。

まず、フッ化物の効果についてですが、虫歯予防に効果的なものが3つあります。

①再石灰化の促進

②歯の組成をハイドロキシアパタイトからフルオロアパタイトへ変化させてより強くする

③細菌の酸産生能力を抑制 このうち、②については確かに幼弱永久歯(生え始めて2年くらいの時)が最も効果は高く、この時期にフッ素を効果的に摂取することで今後の人生で非常にプラスになる・・・

「虫歯になりづらい歯」を作ることが出来ます。

年齢だと6歳~14歳くらいまでが非常に効果的という事になります。

(ちなみに、①と③については成人してからでも大きな恩恵があります。) また、虫歯というものは要は細菌感染で起こってくるものなのですが、

乳歯が虫歯だった場合、永久歯にも細菌感染が起こってしまうリスクが跳ね上がってしまいます。

ですので、最も効果的な年齢は上記の通りですが、実際は3歳からフッ素を定期的に塗布し、虫歯をしっかりと予防すると、

永久歯の虫歯リスクも大きく引き下げることが出来ます。

(ちなみに、成人された方でしたが、この間似たような回答をしました。)

あんまりに長文だと読むのも疲れてしまうと思いますので、またそのうち別の方向からフッ化物について書かせていただきたいと思います。

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