• 三木雄斗

歯を可及的に温存したブリッジ

こんにちは。


なんか歯チャンネルが繋がらなくなりましたね。

診療の合間にちょこちょこ回答しているだけでしたけど、かなり上の方の先生方と色々な話が出来るので、勉強の場として持って来いだったんですが・・・

このまま閉鎖ってことは無いとは思いますが・・・田尾先生は非常に多忙な方なので、直すにしても時間が掛かるかもしれませんね・・・。


さて、今日は「ブリッジ」についてです。

そもそもブリッジとはどういう治療方法かというと・・・

歯周病や虫歯によって歯が無くなってしまった所の両隣の歯を大きく削って、繋ぐ治療法です。

歯の無い部分を川に見立てて、橋を架けるように行うので、ブリッジと言われます。

(・・・語源については、また聞きなので、定かではありません(;^ω^))


そして、通常、ブリッジを行う場合には前後の歯を「クラウン」の形で大きく削る必要があります。


ですが、何度もこのブログでもお伝えしている通り、

歯の治療はいつか必ずダメになってしまいますし、治療の度に健康な部分は無くなって行ってしまいます。

そして健康な部分が少なくなればなるほどその治療の成功率はどんどん下がっていきます。

そのため、歯を削る量としては少なければ少ないほど良いです。


ただし、ブリッジとは前後の歯とも全周を削るクラウンと言われる形態で作られるのが教科書的に正しいと言われているやり方です。


なので、前後の歯に健康な部分が残っていれば残っている程、健康な部分を多く減らすので、一気に歯の寿命を縮めかねない治療になってしまうのです。


その対策として使用されるのが、クラウン形態のブリッジではなく、インレー形態のブリッジです。


インレーとは、こういったやつですね。

インレー形態のみで作成するブリッジの事をインレーブリッジと言います。

こういう感じですね。

ただ、インレーは保険でも自費でも日本中ありとあらゆる歯科医院にて多く行われている治療法ではありますが・・・実は非常に難しい治療の1つでもあります。


というのも・・・クラウンと違ってマージンラインの形が非常に複雑なためです。

 ※マージンというのは、歯と金属の境目の事です。そのマージンをつないだ部分をマージンラインと呼びます。(下図赤線の部分です)

クラウンの場合は、全周削るわけですから、マージンラインはほぼ楕円形になります。

金属やセラミックなどで修復物を作成するときに、このマージンラインが複雑であればあるほど適合を出すのが難しくなります。


特にブリッジの場合は、出来たものを入れるため、アンダーカットが出来ないように前後の歯の平行性を合わせる必要があります。


適合を合わせるのが難しい為、個人的にはあまりお勧めしている方法ではないのですが・・・

あまりに歯が殆ど残っていて、削るのがもったいない場合はインレーブリッジでの修復もアリだと思っています。


例えば、こちらの方ですが・・・

奥の歯(画像左側)は神経の治療を行い、既に被せ物にせざるを得ない程、歯が無くなってしまっていましたが・・・

手前の歯についてはコンポジットレジンで充填されている状態で、全周削るには非常にもったいない状況でした。


そのため、今回は歯の温存も兼ねてインレー・クラウンによるブリッジを選択しました。


横から見た模型の状態です。

実際にお口の中で装着したのがこちら。


この私の写真センスの無さよ・・・。


ひとまず、段差などは無く、綺麗に入っているのが分かるかと思います。


この方はなるべく歯を長持ちさせたいとのことで、今回セラミックを希望されていたのですが・・・

オールセラミックの場合だと強度の問題からインレーブリッジは適用外になります。

そのため、内面に金属・表面にセラミックを焼付けた、メタルボンドで治療を行いました。

そうすれば、十分な強度を得つつ、歯を温存させることが出来ますからね。


適合はばっちりでしたので、長く使って頂ければと思いますヽ(゚∀゚)ノ パッ☆


#自費診療,#ブリッジ,#Br,#セラミック,#メタル,#インレー,#クラウン,#マージン,#メタルボンド







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