Longevity & Durability
院長の臨床経験をもとに、ダイレクトボンディングの持ちと長持ちの秘訣を解説します。
Clinical Experience
院長が医院を継承する前(埼玉県狭山市の歯科医院勤務時代)に施術したダイレクトボンディングが、9年以上経過した現在も問題なく機能しています。その患者さんは現在も茨城県の当院まで継続して来院されており、定期検診を続けています。
稀なケースですが、3年程度で修復部位にトラブルが生じることがあります。この場合、ダイレクトボンディング(レジン)自体が壊れるのではなく、残存歯質(ご自身の歯の部分)が欠けるケースがほとんどです。残存歯質の量や力のコントロールが予後に影響します。
Key Factors
力のコントロール不良はダイレクトボンディングの寿命を縮める要因です。日中の歯列接触癖(TCH)や就寝中の食いしばり・歯ぎしりは修復物だけでなく歯質にも負担をかけます。
糖質の多い食事や不十分なブラッシングは二次う蝕のリスクを高めます。修復物と歯の境目を丁寧に磨くことが長持ちの鍵です。
定期検診を続けている方の方が修復物に汚れがつきにくい傾向があります。検診時の研磨で表面の艶が戻り、プラークの付着を抑えられます。
ダイレクトボンディングは歯質との接着で維持されるため、残存歯質が少ないほど長期的なリスクが高まります。歯質の量は治療前に診査で確認します。
Maintenance
ダイレクトボンディングの寿命を延ばすために、定期検診(メンテナンス)の継続をおすすめしています。検診では修復物の状態確認に加え、表面の研磨を行います。
近年のレジン材料は研磨によって艶が戻る機能を持っており、定期的な研磨で見た目と機能を維持できます。また、噛み合わせの変化を早期に発見し、必要に応じて調整を行うことでトラブルを未然に防ぎます。
当院では予防歯科にも力を入れており、治療後のメンテナンスまで一貫してサポートいたします。
FAQ
症例や個人差がありますが、当院では医院継承から9年以上経過しても問題なく機能している症例があります。一方で、残存歯質の状態によっては3年程度で歯質側が欠けるケースも稀にあります。寿命は患者さんの噛み合わせや生活習慣に大きく左右されます。
定期検診を継続すること、正しいブラッシング習慣を身につけること、TCH(歯列接触癖)・食いしばり・歯ぎしりに注意することが重要です。定期検診では修復物の状態確認と研磨を行い、艶や適合を維持します。
レジンの一部が欠けた場合は、追加でレジンを盛り足す修理が可能なケースがあります。歯質側が割れている場合は治療方針の再検討が必要になることもあります。まずは診査にてご相談ください。