Nightguard & Bruxism

歯ぎしり・食いしばりとナイトガード(マウスピース)

歯や顎を守るナイトガードの効果・作製の流れを解説

ポイント:歯ぎしり・食いしばり(ブラキシズム)は、歯の摩耗・歯根破折・顎関節症・修復物の脱落など多くのトラブルの原因となります。ナイトガード(マウスピース)を就寝時に装着することで、歯や顎関節への負担を軽減できます。ナイトガードは保険適用で作製可能です。

Effects of Bruxism

歯ぎしり・食いしばりの影響

歯ぎしり・食いしばり(ブラキシズム)は、通常の咀嚼時の数倍にも及ぶ強い力が歯や顎に繰り返しかかる状態です。自覚のないまま進行することが多く、さまざまな口腔トラブルや全身症状の原因となります。

🦷

歯の摩耗

強い力が繰り返しかかることで歯の表面が少しずつすり減ります。咬合面が平らになったり、エナメル質が薄くなることで知覚過敏が生じやすくなります。

⚠️

歯根破折

歯の根っこにひびが入ったり折れたりする歯根破折は、過度な咬合力が一因となります。重症の場合は抜歯が必要になることがあります。

🦴

顎関節症

顎の関節や周囲の筋肉に過剰な負担がかかり、顎の痛み・口が開きにくい・顎を動かすと音がするなどの顎関節症を引き起こすことがあります。

🔩

修復物の脱落・破損

詰め物・被せ物・差し歯などの修復物も、強い咬合力に繰り返しさらされると脱落・破損しやすくなります。頭痛や肩こりの一因にもなります。

Benefits

ナイトガード(マウスピース)の効果

ナイトガードは就寝時に装着する薄いプラスチック製のマウスピースです。上下の歯の間にクッションを作ることで、歯ぎしり・食いしばりによるダメージを緩和します。

※ナイトガードは歯ぎしり・食いしばりそのものを止める治療ではなく、それによるダメージを軽減するための装置です。

Process

当院でのナイトガード作製の流れ

For Direct Bonding Patients

歯ぎしりとダイレクトボンディングの関係

ダイレクトボンディングは歯科用コンポジットレジンを用いた審美修復治療です。自然な歯に近い仕上がりが得られる一方、強い咬合力が繰り返しかかる環境では摩耗や破折が生じやすくなる場合があります。

強い咬合力への配慮

歯ぎしり・食いしばりがある方のダイレクトボンディングでは、咬合調整を丁寧に行うとともに、素材の選択や修復範囲についても慎重に検討します。すべての方に同じ方法が適用できるわけではないため、事前の診査が重要です。

ナイトガードの併用

ダイレクトボンディング後も歯ぎしり・食いしばりの習慣が続く場合は、修復物を守るためにナイトガードの使用をお勧めすることがあります。治療前後の使用についても相談しながら進めていきます。

歯ぎしり・食いしばりがある方も、状態によってはダイレクトボンディングを行える場合があります。まずはご相談ください。どのような修復法が適切かについては、診察を通じてご説明します。

FAQ

よくあるご質問

ナイトガードは保険適用ですか?+
はい、保険適用で作製できます。3割負担の場合、おおよそ3,000〜5,000円程度です(型取り・調整費用含む)。実際の費用は診察内容によって異なりますので、詳しくはご来院時にご確認ください。
ナイトガードの使い心地はどうですか?+
最初は違和感を感じる方もいますが、多くの方が1〜2週間程度で慣れます。フィット感が悪い場合は調整いたしますので、お気軽にご相談ください。
ナイトガードは何年くらいもちますか?+
使用状況により異なりますが、一般的に1〜3年程度です。穴が開いたり変形した場合は作り替えが必要です。定期検診時にチェックしています。
子どもの歯ぎしりも治療が必要ですか?+
乳歯期〜混合歯列期の歯ぎしりは、噛み合わせの調整のために起こる生理的なものが多く、多くの場合は経過観察で問題ありません。ただし、歯の摩耗が激しい場合などは対応を検討します。気になる場合はお気軽にご相談ください。

この記事の監修

三木 雄斗(坂寄歯科医院 院長・歯科医師)

ダイレクトボンディング 歯科医師向けセミナー講師 / 院長プロフィール

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