Bruxism & TCH Treatment

歯ぎしり・食いしばりの治療

TCH是正指導を基本とした根本的なアプローチ

歯ぎしり・食いしばり治療の方針:坂寄歯科医院では、歯ぎしりや食いしばりの治療にTCH(歯列接触癖)の是正指導を基本としています。付箋リマインダー法や寝る前の自己暗示で日中・夜間の噛みしめ癖を改善し、それでも症状が改善しない場合にのみナイトガードの一時的な使用を検討します。

About TCH

TCH(歯列接触癖)とは

TCH(Tooth Contacting Habit=歯列接触癖)とは、食事以外の時間にも上下の歯を持続的に接触させてしまう無意識の癖です。通常、リラックスした状態では上下の歯は2〜3mm離れていますが、TCHのある方は日中のデスクワークやスマートフォン操作中などに歯を接触させ続けています。TCH(歯列接触癖)との関係について、さらに詳しく解説しています。

歯ぎしりのような強い力でなくても、長時間にわたる弱い接触が歯・歯周組織・顎関節に持続的な負担をかけ、さまざまな症状の原因となります。

Symptoms

歯ぎしり・TCHが引き起こす症状

歯の症状

知覚過敏、歯の痛み(むし歯がないのに痛む)、歯の摩耗・欠け、詰め物の脱離、歯根破折など。修復物のトラブルの背景にTCHが隠れていることがあります。

顎関節の症状

顎の痛み、口が開きにくい、顎関節の音(カクカク・ジャリジャリ)、顎の疲労感。顎関節症の原因としてTCHが注目されています。

全身への影響

頭痛(側頭筋の緊張)、肩こり、首の痛み、耳の違和感。歯科の範囲を超える症状につながることもあります。

Treatment Policy

当院の治療方針

当院では、歯ぎしり・食いしばりの治療としてTCH是正指導を基本としています。ナイトガード(マウスピース)は対症療法であるため、まず原因となる習慣の改善を行い、それでも改善しない場合にのみ一時的な使用を検討します。

TCH是正指導(基本)

行動認知療法に基づいたアプローチです。日中の噛みしめ癖に気づき、自分で修正できるようになることを目標とします。

  • 付箋リマインダー法:パソコンのモニター、洗面台の鏡、冷蔵庫など目につく場所に付箋を貼り、見るたびに歯が接触していないか確認します
  • 寝る前の自己暗示:就寝前に「歯を離してリラックスする」と意識することで、睡眠中の噛みしめを軽減させます

ナイトガード(補助的)

TCH是正指導で改善しない場合に限り、ナイトガードの一時的な使用を検討します。

  • 睡眠中の歯への過剰な力を緩和し、歯や修復物を保護します
  • 保険診療で作製可能です
  • ナイトガードはあくまで対症療法であり、根本的な改善にはTCH是正の継続が重要です

FAQ

よくあるご質問

TCH(歯列接触癖)とは何ですか?+
TCH(Tooth Contacting Habit)とは、食事以外の時間にも上下の歯を持続的に接触させてしまう癖のことです。歯ぎしりほど強い力ではなくても、長時間の接触が歯や顎関節に負担をかけ、知覚過敏・歯の痛み・顎の不調・頭痛などの原因となることがあります。
TCHの改善にはどのような方法がありますか?+
当院では付箋リマインダー法を中心としたTCH是正指導を行っています。パソコンのモニターや洗面台の鏡など目につく場所に付箋を貼り、見るたびに歯が接触していないか確認する方法です。寝る前の自己暗示(「歯を離す」と意識する)も有効です。
ナイトガード(マウスピース)は必要ですか?+
当院ではナイトガードを第一選択としていません。まずTCH是正指導で生活習慣の改善を行い、それでも改善しない場合にナイトガードの一時的な使用を検討します。ナイトガードは症状を緩和する対症療法であり、根本的な原因の改善にはTCH是正が重要です。
歯ぎしりで歯が欠けてしまいました。修復できますか?+
歯の状態にもよりますが、多くの場合はダイレクトボンディングやクラウンで修復が可能です。ただし、歯ぎしりの原因を改善しないと再び同じトラブルが起こる可能性があるため、修復と並行してTCH是正指導を行います。

この記事の監修

三木 雄斗(坂寄歯科医院 院長・歯科医師)

ダイレクトボンディング 歯科医師向けセミナー講師 / 院長プロフィール

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