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0歳からできる
おうちでの歯ならび予防

お子さんの歯ならびは、遺伝だけで決まるものではありません。
一方で、ご家庭だけで「治す(診断して治療する)」こともできません。
このページでは、ご家庭でできる悪化させにくくする工夫と、歯科に相談した方がよい目安をできるだけ分かりやすくまとめます。
「お口ポカン」「食べるのが遅い」「いびき」など、日常の小さなサインから確認していきましょう。

はじめに:家庭でできること/できないこと

「おうちでの歯ならび予防」は、矯正治療の代わりではありません。
ただし、姿勢・食べ方・鼻呼吸・癖など、毎日の積み重ねで“良い方向に育ちやすい環境”をつくることはできます。

「おうちでできること/できないことを示すイラスト(食事・口呼吸・指しゃぶり等と、診断・検査・医療者評価)」|取手市藤代の�歯医者

ご家庭でできること

ご家庭だけでは難しいこと

  • 食事の姿勢を整える/よく噛める環境をつくる

  • 口を閉じる時間を増やす(鼻づまりの確認も)

  • 指しゃぶりなどの癖を「責めずに」扱う

  • かみ合わせの診断、装置の要否判断、医科連携が必要な評価

  • 歯の生え変わり・顎の成長の「今が適切か」の判断

こんなサイン、ありませんか?

お子様の何気ない様子に、歯並び悪化のリスクサインが隠れていることがあります。

☑ テレビを見ている時、いつも口が開いている(口ポカン)

☑ 食事中、クチャクチャと音を立てて食べる

☑ いびきをかく、寝汗がひどい

☑ 指しゃぶりや爪噛みの癖が続いている

これらは「口呼吸」や「舌の筋力不足」のサインかもしれません。

年齢別:今日からのポイント(0歳→小学生)

成長段階によって、気をつけるべきポイントは変化します。

0〜1歳(授乳・離乳期):

「吸う」「飲み込む」の基礎を作る時期。抱っこの姿勢や離乳食の進め方が大切です。

1〜3歳(乳歯列期):

前歯で「かじり取る」経験を増やしましょう。指しゃぶりの見守り方もポイントです。

4〜6歳(乳歯列完成〜生え変わり):

口呼吸になっていないかチェック。よく噛む習慣を定着させます。

小学生(混合歯列期):

永久歯への生え変わり時期。姿勢や舌の位置(スポット)を意識的に確認しましょう。

家庭でできる「7つの基本習慣」(まずは1つでOK)

高額な器具を使わなくても、毎日の生活の中で意識できることがあります。

1)姿勢(食事の姿勢)

足がぶらぶらすると、噛む・飲み込むが不安定になりがちです。
椅子と机の高さ、足台(踏ん張れる台)を整えるだけでも変わります。

2)食環境(ながら食べの見直し)

テレビやスマホがあると、噛む回数が減りやすいです。
まずは“最初の5分だけ集中”など、できる範囲で。

3)よく噛む(硬さは段階的に)

「硬いもの=正解」ではありません。年齢と発達に合わせて、噛める硬さから少しずつ。

4)鼻呼吸(鼻づまりの確認)

口が開く背景に、慢性的な鼻づまりが隠れていることがあります。
いびき・日中の眠気などがあれば、歯科相談に加えて医科評価も視野に。

5)口を閉じる意識(“気づく”だけでも一歩)

「閉じなさい」より、「今、口開いてたね。閉じられるかな?」と短く声かけ。
叱るほど逆効果になりやすいので、成功体験を増やす方向で。

6)舌の位置(安静時の舌)

飲み込む時だけでなく、何もしていない時の舌の位置が大事です。
まずは“気づく”→“できる時だけ”でOK。

7)癖(指しゃぶり等)を責めずに扱う

癖は「安心」の役割を持つことがあります。やめさせるより、やりやすい状況(眠い・退屈)を減らす工夫が現実的です。
生活習慣が歯ならびに関係することは、日本小児歯科学会でも触れられています。

受診の目安

「様子を見ていいのか」「すぐ相談すべきか」迷うことが多いと思います。 反対咬合(受け口)や、左右に顎がズレている場合(交叉咬合)は、早めの相談が推奨されます。 一方、生え変わり時期の一時的な隙間などは経過観察で良い場合もあります。 自己判断せず、気になった時点で一度ご相談ください。

※当院では無理な勧誘は行いません。現状のリスクを客観的にお伝えします。

よくある質問(FAQ)

Q. 指しゃぶりはいつまでに止めさせればいいですか?

A. 一般的には3歳頃までは様子を見ても良いとされていますが、歯並びに影響が出ている場合は早めの対応が必要です。無理やり止めるのではなく、原因を探ることが大切です。

Q. 「お口ポカン」は自然に治りますか?

A. 自然治癒は難しいことが多く、口輪筋(唇の筋肉)が弱い場合が多いです。遊びの中で口を閉じるトレーニングなどを取り入れるのが有効です。

Q. 矯正治療は何歳から始めるのがベストですか?

A. お子様のお口の状態によりますが、顎の成長を利用できる6歳〜8歳頃(第1期治療)に開始するケースが多いです。ただし、受け口などは3歳頃から対応することもあります。

Q. 固いものを食べさせれば歯並びは良くなりますか?

A. 単に固いだけでなく、「弾力のあるもの」「繊維質なもの」をしっかり噛むことが重要です。スルメやグミなどを活用したトレーニングもあります。

Q. いびきがひどいのですが、歯並びに関係ありますか?

A. はい、関係があります。いびきは気道が狭くなっているサインであり、口呼吸や顎の未発達と関連している可能性が高いです。

まとめ:今日からの一歩

きれいな歯並びは、一生の財産です。 まずは「食事の時に足をつける」「テレビを見るときは口を閉じる」といった小さな習慣から始めてみてください。 家庭だけで抱え込まず、プロの目によるチェックも定期的に活用してくださいね。

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