Tongue Posture & MFT

低位舌とMFT(口腔筋機能療法)

舌の位置を整えることは、あごの成長と正しい歯並びの土台づくりにつながります。

低位舌(ていいぜつ)とは、舌が本来あるべき上あご(口蓋)に接していない状態で、口呼吸・不正咬合・構音障害の原因になります。MFT(口腔筋機能療法)では、あいうべ体操・ガムトレーニング・ポッピングなどを通じて舌の正しい位置と使い方を身につけます。幼稚園のお子さまから取り組むことができます。

What is it?

低位舌とは

通常、舌は口を閉じているときに上あご(口蓋)全体に軽く貼りついているのが正しい状態です。低位舌とは、舌が口蓋から離れて下方に落ちている状態を指します。

舌は上あごの成長を内側から支える役割があります。低位舌になると上あごへの刺激が不足し、上あごの横幅が狭くなる・歯が並ぶスペースが不足するといった問題が起こりやすくなります。

また、低位舌のお子さまは口が開きやすく、口呼吸が習慣化しがちです。口呼吸は口腔内の乾燥やむし歯リスクの増加、さらには反対咬合や開咬などの不正咬合にもつながります。

Effects

低位舌が及ぼす影響

  • 上顎の成長不足 — 舌の圧力が上あごにかからず、横幅が狭くなり、歯が並ぶスペースが不足します。
  • 反対咬合・開咬のリスク — 舌が下に落ちることで下あごが前方に押され、受け口や前歯が噛み合わない状態を引き起こすことがあります。
  • 口呼吸の悪化 — 舌が上あごに密着しないため口が開き、口呼吸が常態化します。
  • 構音障害 — サ行・タ行・ラ行など、舌を上あごに接触させて発音する音が不明瞭になることがあります。

Training

舌のトレーニング方法

1

あいうべ体操

「あー」「いー」「うー」「べー」と大きく口を動かす体操です。1日30セットを目安に行います。口周りの筋肉と舌の筋力を同時に鍛え、口呼吸から鼻呼吸への改善が期待できます。

2

ガムトレーニング

ガムを舌の上で丸め、口蓋に押し付ける練習です。舌を上あごに持ち上げる力を養います。砂糖不使用のガムを使い、左右均等に噛むことも意識します。

3

ポッピング

舌全体を上あごに吸い付けて「ポン」と鳴らすトレーニングです。舌を持ち上げる筋力と、口蓋に密着させる感覚を身につけます。楽しく取り組めるため、小さなお子さまにも適しています。

トレーニングは当院で正しいやり方をお伝えしたうえで、ご家庭で毎日継続していただきます。
定期的な来院で進捗を確認し、必要に応じて内容を調整します。

FAQ

よくあるご質問

Q. 舌の正しい位置はどこですか?

舌の先端が上の前歯の少し後ろ(スポットと呼ばれる位置)に軽く触れ、舌全体が上あご(口蓋)に貼りついている状態が正しい位置です。お子さまに「上あごに舌をぺたっとつけてみて」と声をかけて確認してみてください。

Q. 何歳から始められますか?

あいうべ体操のような簡単なトレーニングは幼稚園のお子さまからでも始められます。本格的なMFTは指示を理解できる5〜6歳頃から取り組むことが多いです。早めにご相談いただくことで、お子さまに合ったタイミングをご提案できます。

Q. 家でもトレーニングできますか?

はい、MFTは家庭で毎日取り組むことが大切です。当院で正しいやり方をお伝えし、ご自宅で継続していただきます。定期的に来院いただき、進捗の確認とトレーニング内容の調整を行います。

Q. どのくらいの期間で効果が出ますか?

お子さまの年齢や状態によって異なりますが、毎日トレーニングを続けた場合、数か月で舌の位置や口呼吸に変化が見られることが多いです。習慣として定着させるには半年〜1年程度の継続が目安です。

ご予約・お問い合わせ

お子さまのお口が気になる方はお気軽にご相談ください。

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