Dental Anesthesia
麻酔が効かない4つの原因と補助麻酔による対処法を解説します
Four Causes
「自分は麻酔が効きにくい体質なのでは?」と心配される方がいますが、実際に体質が原因で麻酔が効かないケースはごくまれです。ほとんどの場合、以下の4つのいずれかが原因です。
炎症が起きている組織は酸性に傾いています。歯科麻酔薬は塩基性(アルカリ性)の環境で効果を発揮するため、酸性の組織では薬が中和されて十分に効きません。これが「痛いときほど麻酔が効かない」という矛盾の正体です。
下顎の奥歯(大臼歯)は周囲の骨が非常に厚い構造になっています。通常の浸潤麻酔では薬液が骨を通過して歯の神経まで届きにくいため、上の歯に比べて麻酔が効きにくいと感じることがあります。
麻酔が十分に効いていない状態で処置を開始すると、一度痛みが生じた神経は過敏化(低閾値状態)します。こうなると追加で麻酔をしても痛みを感じやすくなります。
不安や緊張が強いと、痛みに対する感受性が高まります。「痛いかもしれない」という不安そのものが、実際の痛みを増幅させてしまいます。歯科治療に強い恐怖心をお持ちの方は、麻酔の効果を感じにくいことがあります。
Tips
患者さん側でできる工夫もあります。以下のポイントを意識していただくと、麻酔がスムーズに効きやすくなります。
FAQ
Reservation
麻酔が効きにくい経験がある方、歯科治療に不安がある方はお気軽にご相談ください。患者さんに合った麻酔法をご提案いたします。
監修:三木 雄斗(坂寄歯科医院 院長・歯科医師)