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執筆者の写真三木雄斗

解剖学的知識を深め、更に治療精度を高めるために・・・

こんにちは。


まず最初に言っておきますが、今回の内容は一般の方向きでは全くありません。

どちらかというと歯科医師向けの内容になっているので、興味のある方のみ読んでみてください(笑)


最近様々なところで働かれている技工士さん方に出会う機会があり、色々なことを教えて頂きました。


実際に教えて頂いて本当に感じるのは、

「技工士さんの知識と技術力の高さ」

ですね。


私の得意としているダイレクトボンディングは、そもそもなるべく歯を残した状態で、ハイブリッドレジンを歯に詰めていく手法ですので、歯はほとんど残っている状態になります。


それに対して、クラウンと呼ばれる・・・所謂被せ物は歯の形を一から作らなければならないため、解剖学的知識が比にならないほど必要になってきます。



歯科医師は解剖学的知識に対しては正直漠然としか理解していない方が多く、基本的な形などは技工士さん頼りになってしまっていることが多々あります。




私も今までは基本的に技工士さんに任せていたのですが・・・ 解剖学的知識が深まれば深まるほど私の治療の精度も更に上げられるはず! その結果・・・ 当然患者さんにも大きく還元できる! という結論に達したので・・・



知り合った技工士さんに指導を受けながら仮歯を作って練習をしてみました。



そして作成した仮歯がこちら。


左下が1回目・右下が2回目・模型に嵌っているのが3回目に作成した仮歯になります。

じりじりと形態を修正していきましたが、完璧!というところには全く行けていません。

今までどれだけ残っている歯の存在に助けられていたのかを再認識しました。

ちなみに、頬っぺた側から見たらこんな感じ。

こうみるとまぁ・・・そんなに悪くなさそうに見えますね(笑)



そして、4度目で結構いい感じに出来たのがこちらです。

本当に、一般の方には違いが全く分からないかと思いますが・・・

咬む部分のバランスが最初に比べると随分と改善できています。


これでもまだ、技工士さんがいつも作成している模型に比べるとまだまだですので、

冒頭でも書きましたが、この練習で分かったのは、本当に


技工士さんの技術は凄い


ということでした(笑)


実際、私が技工士さんの仕事をするわけではないので、あまり意味がない練習のように捉えられる歯科医師の方も居るかもしれませんが・・・


これがある程度出来ることで、自分の形づくりで作ってもらう最終形態のイメージがつかめますので、無理なく必要最小限の形づくりが出来るようになります。


また、ダイレクトボンディングの基礎的な練習にもなりますので、そういう点でもお勧めです!


もし作ってみたいって思った歯科医師の方が居たらご連絡ください( ´艸`)

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