• 三木雄斗

複数本を一気に治療。

こんにちは。


もうすぐ先代の三回忌になります。

早いものですね。

あの頃に比べると医院としても設備も人員もしっかりと補強出来ています。


今後も患者さんのお口の中の健康をしっかりと維持増進していけるよう、全力を尽くしてまいります。


さて、本日はダイレクトボンディングについてです。

医療法の関係で毎回必ず書いている内容になりますので、症例写真のみをご覧になりたい方は下の方にスクロールお願いしますね。


では、まずダイレクトボンディングのメリットとデメリットから。


ダイレクトボンディングのメリットは


・基本的には歯を最も多く残すことが出来る治療法である。

・もし一部欠けたりしても、そこだけ治療しなおすことが出来る。

・歯よりも少し柔らかい(反対側の歯が割れたりはしない)

・金属を使用しないため、金属アレルギーは生じない。


です。


逆にデメリットとしては、


・材質的に経年劣化を起こしてくるので、後々磨き残しが溜まりやすくなる

・強度が弱いため、割れたり欠けたりすることがある。

・保険が使えない為、高額(当院では3万円+税です)


材質的なデメリットは大きいのですが、それを考えても患者さんにお勧めできるメリットは、被せ物になるのを、5年でも10年でも先に伸ばすことが出来るという点です。


一回治療したところは必ずいつか駄目になります。

その時に歯が残っていれば、ひょっとするとまたダイレクトボンディングで対処できるかもしれません。

しかし、削った部分を元に戻すことは出来ないので再治療となった際に既に被せ物の形づくりをされていた場合、それ以降の治療では必ず被せ物になってしまいます。

私は良く「歯の治療は回数券だ」と患者さんにお伝えしています。

20枚綴りの回数券を治療の度に消費していくとします。

ダイレクトボンディングは1~2枚程度しか消費しない治療法ですが、部分的な金属の詰め物は一気に3~5枚くらい消費するようなイメージで、被せ物についてはは5~10枚消費するようなイメージです。

(先生によってはインレーの段階で10枚くらい一気に行くこともあります。)


例えばダイレクトボンディングが1回の治療で5年持ったとして…クラウンと同様の5枚消費するには25年かかります。

逆にクラウンを25年以上持たせることが出来るのなら良いのかもしれませんが…それが出来る!と自信満々に答えられる歯科医師はまずいないでしょう。

もちろん先生によって考え方は違いますし、価値観も違うため患者さんがどこの医院を選び、何の材料を選ぶかは人それぞれですが…

少なくとも私が同じような状態で治療を受ける際には可能な限りはダイレクトボンディングで治療してもらいたいですね。


で、ダイレクトボンディングでは無理というサイズになってきたら、今度は被せ物(クラウン)に移行するっていう感じにしてほしいと思ってます。

また、治療とは削る量が増えれば増えるだけその難易度も増していきます。それに伴って、持つ期間としても短くなっていってしまいます。

だからこそ小さいサイズの虫歯の時点で、ダイレクトボンディングで治療する意義は非常に大きいんです。


当院は保険医療機関ですので、非常に小さい虫歯の場合は保険適用内の「コンポジットレジン修復」にて治療を行っていますので、もし精度や持ちに拘りがあるのであれば、最初から「ダイレクトボンディングを希望」とお伝えください。

さて、では実際の症例の方に移ります。


処置前の写真がこちらです。

一般の方には分かりづらいと思いますが・・・


実は右3つの歯全てが虫歯になってしまっている状況になっています。


虫歯を取りきったのがこちらです。


ややブレちゃいましたけど、

歯との間と真ん中の歯は金属の下から結構左右に広がっている状況でした。


そして詰め終わったのがこちらです。



歯の表層のエナメル質と呼ばれる部分が乾燥のため白くなっており、色の違いが分かりやすくはなっていますが、1週間もしない内にエナメル質に水分が戻り、違和感が消えてきます。


適合はしっかりと合わせているので、割れたり欠けたりしなければそのまま使っていただけると思います。




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