こんにちは。
昨日は取手市歯科医師会のイベントで取手歯科衛生専門学校で「良い歯の日の催し」に参加してきました。
殆ど検診担当をしていましたが、最近は本当に虫歯になっている子が少なく、その代わりに歯並びが悪くなる可能性が高い子が非常に増えてきている印象を受けます。
この辺の医院さんはHPを作っていないところが多い為、予防矯正(Ⅰ期治療)を行っている医院がどこなのかは私もよく分かりません・・・。
ただ、言えることとすれば、
「出来れば本格矯正(Ⅱ期治療)に移行することが可能な医院さんで予防矯正を行っておく」
ことをお勧めします。
そうすれば本格矯正が仮に必要な状態になったとしても追加の費用について便宜を図ってくれたりってこともありますし、何よりも状況がよく分かっているので、スムーズに移行できますからね。
ちなみに、うちの予防矯正はほとんどがプレオルソを使っています。
基本的に6~8歳頃に治療をスタートして・・・正しく使用すれば1~2年程度で終了することが多いです。
犬歯が生えてくる10歳以降では上手く奏功しないこともありますので、そういう場合には床矯正を使用することもあります。
また、プレオルソは一日中使用する必要がない為、学校生活にも支障が出なく、個人的には非常に良い治療法だと思っているのですが・・・
自分で取り外せる治療器具の為、患者さんとその親御さんの協力が必須の治療法です。
しっかりと使えば治ってきますが、使わないといつまでたっても治ってきません。
この点はデメリットではありますね。
本格矯正については、ワイヤー矯正やアライナー矯正を行っています。
私は別に矯正の専門医ではありませんので、本格矯正を行う場合は、
「骨格性の問題が全くない方」
「当院でⅠ期治療を行った方」
に限局させて頂いております。
ですので、骨格性の問題を有している方の場合は治療をお断りさせていただく場合もありますので、ご了承ください。
今後、欧米化が進むにつれて、歯並びの悪い方には色々とデメリットが大きくなってくる可能性が非常に高いと思います。
なるべく「患者本人にも負担が少なく、比較的低価格」で行える予防矯正はやっておいた方が良いと思います。
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